メールマガジン 2号

国連改革 NGO 卵の会 メールマガジン       N0.2 2022.10.27

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卵の会の使命:世界は、戦争の危機が蔓延しているように思えます。日本を取り巻く環境や世界の対立構造を見ても、戦争が起こりそうな不安がないでしょうか。  永遠平和を目指す「卵の会」は、平和のための提案をしなければなりません。

     

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柿をたべ、栗を食べて、日本の秋を満喫しています。貴重な平和を実感します。

その日本の平和は守れるでしょうか?安全保障を考えよう。  中国は台湾に侵攻するのか。侵攻すれば、日本の米軍基地から戦闘機が飛び立つだろうか。その時、米軍基地も中国軍の攻撃を受けるかもしれない。米軍基地周辺の日本の住民に被害が及ぶのでは? 自衛隊は、日米安全保障条約の規定・集団的自衛に従い出動することになるだろうか。日本と中国が戦闘状態になることはないだろうか。

 北朝鮮は、米国と交渉を目指しているようである。そのために盛んにミサイルを発射して威嚇を繰り返している。米朝の交渉が決裂するとき、北朝鮮の挑発はエスカレートするのではないだろうか。ロシアは、ウクライナのことで、日本を非友好国にして、関係が対立的になってきている。ウクライナ戦争の影響で、中露が連携して、日本侵攻を行うことはあるだろうか?

 日本の自衛隊と日米安全保障条約が日本の安全保障を担っている。しかし、中国、北朝鮮、ロシアに対して、自衛隊が十分な防衛をすることは難しい。日米安保条約は、米軍基地の使用から攻撃の対象となりうる。韓国、オーストラリア、フィリピンは、米国を核とした軍事同盟関係を築いている。しかし、いずれも外交的な事情によってどのような対応になるかわからない。

確実な安全保障!そのためには国際的な平和機関として、国連を交えたものに作ってゆくことが私たちの命を守る確実な道ではないだろうか。

 追って、卵の会の提案を行いたいと思います。

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■ウクライナ戦争に関連して No.2  ――― NATOの東方拡大の問題 

  

ミサイル攻撃より、武器支援より、経済制裁より、和平合意が必要だ。 ウクライナ戦争を和平に導くためには、ロシア系住民居住地区の問題とNATOの東方拡大に関する和解案が必要!

 

ウクライナ戦争の原因は、ロシア国外のロシア人居住地区の紛争問題とNATOの東方拡大の2つです。在外ロシア人の居住地域に関しては、ロシアの強引な住民投票でロシア側からすると、一定の解決を実現しました。しかし、ウクライナ、西側諸国などは暴挙とみなし、国連でも非難決議をしている。このロシアへの帰属宣言は、戦争を終息させ住民の安定をもたらすものでない。ウクライナは、徹底した戦争継続という方針になっている。

もう一つの問題は、NATOの東方拡大である。NATO諸国とその中心にある米国は、譲らないと思われる。ロシアはNATOの制約を戦争目的の一つとしているので、引き下がらない。欧米もロシアも引き下がらないので、戦争の長期化は必然である。

ウクライナが勝利するか、ロシアが勝利するか。その時まで、戦争は続くとすると、いったい何年間戦争状況になるだろうか。卵の会は、6月の時点で、当面、2年間という分析をした。ロシア経済は制裁にもかかわらず、2022年末までは持ちこたえる。そしてその後、1年を継続する力はロシアにはある、と読んだ。しかし、再発は、あり得る。和平合意が、人類全体にとって最重要課題である。

ウクライナが、反転攻勢に出て、優勢になっているのは、米国が供与した高機動ロケット砲システムのハイマースの力である。10月12日にNATO加盟国を中心とした会合を開き防空システムの追加配備を討議した。50ヵ国の参加(NATO加盟国は30ヵ国)である。米オースチン国防長官は軍事支援とウクライナ兵の訓練が不可欠だとしている。オランダ防空システム支援に1500万ユーロ(約21億円)のミサイル援助、米国は地対空ミサイルシステムNASAMを2基(のちにさらに6基)、ドイツはミサイル防衛システムIRIS-TSLM,フランスとイタリアは共同開発したSAMP-Tを供与する。NATOはこの戦争の主役と言っても過言ではない状況である。ウクライナにたいする武器供与も兵士の訓練もNATOが大きくかかわっている。

NATOの取り扱いに関しても和平が可能かを検討する必要である。国連は積極的に和平提案をするべきである。卵の会では、和平案を次のような形の提案をしています。署名活動を通じて、日本政府、国連に働きかけてゆきたいと思っています。

卵の会の提案!!:「NATOの新規加盟を2年間停止する。(ウクライナとロシアの周辺の8カ国(エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア)の他の地域からの駐留兵力・武器を3年間全廃する。ウクライナ周辺地域(国境から20㌔㍍以内)からロシア軍、ベラルーシ軍の撤去。国連協力のもとNATO改革委員会を設置する。

NATOは軍事同盟で国家の集合体なので、国家利害も反映する。スウェーデンとフィンランドが加盟申請しましたが、10月の時点で、トルコとハンガリーが反対しているので、加盟は難しくなっている。トルコは、武器輸出の働きかけをしているほかに、ロシアと協議の上、ノルドストリームに代わるトルコ・ストリームでロシアの天然ガスを欧州に送り、トルコが価格決定などで大きな役割を持とうという意図が背後にあるのである。国家は外交で国益を絶えず意図している。

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【卵の会 活動ニュース】

 ウクライナ戦争の終結への呼びかけもできればと思います。ご意見をお寄せください。

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